学生さんも苦戦??FIM(機能的自立度評価)について

こんにちは なおです!

 

今回のテーマは理学療法士さん、作業療法士さんは絶対知っておくべきFIM(機能的自立度評価)についてお話しします

 

現役の理学療法士さん、作業療法士さんだけでなく、PT・OTの学生さんにも役に立つと思うので、是非最後まで見てください

目次

 

 

 

FIMとは

まず、FIMってなに??と言う方のために、FIMって何かというところからお話ししますね!

 

FIMは日常生活活動(ADL)の評価法でFurlctiollal lndependence Measllreと言います

その頭文字を取ってFIM(フィム)と言います

日本語では機能的自立度評価法です!

 

夜間を含んだ、実際にしているADLを評価します

 

それぞれの項目を7段階で評価します
(1点〜7点)

 

現在医療現場では広く普及している評価法となります

 

FIMは運動項目13項目認知項目5項目の計18項目です

 

運動項目は13項目なので満点は91点
認知項目は5項目なので満点は35点
合計126点になりますね!

 

さらに認知項目は2つに分けられます

 

 

FIMの評価項目

FIMの評価項目は以下のようになります

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採点の基準

運動項目
 7点・6点は自分で動作を行っていて、介助者さんがそばにいません


 見守りすらないんですね〜!


 そのため5点〜1点は介助者さんがいるときの点数になります


 おおまかに…
  7点:自立。手すりなど何も使わずに動作可能(歯ブラシや髭剃りなど、普段から使うものは許可○)
  6点:修正自立。手すりや装具などを使って患者さん1人で可能。

  5点:見守りが必要

  4〜1点:各項目による

 という感じです

 

 詳しくは後述しますね!

 

認知項目
 7点・6点は運動項目とほとんど同じです

 5点からは介助者さんが口頭で指示をしたり通訳をします

 

 おおまかに…

  7点:口を挟まず自己にて可能

  6点:メモリーノート等を使えば介助者さんの助けなく可能。

  5点:緊張するような状況、不慣れな状況で監視や指示、促しが必要。

  4点:70%以上90%未満している

  3点:50%以上75%未満している

  2点:25%以上50%未満している

  1点:25%未満している

 という感じです

 

ちなみに

7点〜1点は別名もあります!

 

7点:完全自立

6点:修正自立

5点:監視・準備

4点:最小介助

3点:中等度介助

2点:最大介助

1点:全介助

 

「〇〇さん、移乗の介助度どれくらい?」

「中等度介助です」

みたいな感じで、この呼び方は臨床ではよく使いますね〜!!

 

次回からは運動項目についてお伝えします!!